今年もやはりインフルエンザ流行の兆しが見えてきた。篠山、丹波両市でも学年・学級閉鎖が相次いでいる。
この流行を毎年やって来るうっとうしい恒例行事のように考えてしまいがちだが、決して軽視はできない。日本では毎年、400万―1400万人もの患者が出て、多い年には1000人以上が死亡しているという。世界で大流行した昨年は、国内だけでも約2000万人が感染したとみられている。ウイルスは自らの生き残りをかけて、次々に変異するので、過去に感染したことがあるからといって、完全に免疫ができることはなく、毎年新しいワクチンを準備しなければならない。すでに2人のわが子と妻は、きっちりと予防接種を済ませ、準備万端。しかし、家族の中で最も出入りの激しい私はというと、病院に行く時間がないことに加え、接種料金が高いため、二の足を踏んでいる。
インフル予防もさることながら、これまた、飛散の兆しを見せているスギ花粉。今年の花粉飛散量は、例年の5―10倍と言われている。インフルと花粉症のダブル併発だけは、なんとしても避けなくては。(太治庄三)