20億円を扱う人

2012.04.12
未―コラム記者ノート

 みなさんの身近で、億を超えるお金を扱う人がおられるだろうか。すぐに思い浮かばないかもしれない。でも必ずいるのです。それは市議会議員のみなさんである。
 「議員さん=市民の代表」などといわれても、わかったようなわからないような。ぼんやりとしたイメージは、ぼんやりとした投票、あるいは無関心につながる。
 では、冒頭に記したように「億を超えるお金を扱う人」となればどうか。しかも自分たちが払った税金を。ぼんやりしていられますかいな。
 世の中いろんな人がいる。信用がおけず、借金を連発する人、必要な所にお金を使い、無駄遣いには財布のヒモを締める人。選挙とは私たちの財布の使い道を決める人だと思えば、「誰に財布を任せようか」と関心も高まるはず。
 15日、篠山市議選が告示される。市の今年度予算は362億円。市議定数は18人。割れば一人が扱うお金は20億円となる。 
 年々投票率は下降気味。自分の財布を扱う人に、無関心になることは恐ろしい。みなさん。「あの人になら任せられる」と判断して投票に行こうではありませんか。(森田靖久)
 

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