里山オーナー会

2012.11.29
未―コラム記者ノート

 篠山市大山新の里山で森林整備に取り組んでいる団体「丹波おおやま里山オーナー会」が、国土緑化推進機構主催の「全国育樹活動コンクール」で入賞した。全国で7団体にしか贈られなかった同機構の理事長賞を受賞され、取材のため、森に出向いた。今年2月、丹波県民局から「里山活動の優良表彰」を受けられたときも取材をしており、今回で2度目の取材となった。
 定年退職した都会の人達が中心になって結成した会で、楽しみながら精力的に森を整備されている。下草刈りや除間伐作業などの山仕事以外にも、間伐材を利用して休憩小屋や作業小屋を建て、汲み取り不要のバイオトイレまで建設中だ。
 ざっと森の中を見渡すだけでも、ビオトープ池をはじめ、キノコの原木栽培や養蜂など、私が前々からやってみたいと思っていたことをほとんど実行されている。なんともうらやましい。「私もリタイアしたら絶対にこのような生き方をしてやる」。皆さんのいきいきとした笑顔を見て、強くそう思った。
 次の取材時間が迫ってきた。後ろ髪をひかれる思いで森を後にした。(太治庄三)
 

関連記事