何をして生きるのか

2013.02.28
未―コラム記者ノート

 最近、心の中によく浮かんでくる歌、それは「アンパンマンのマーチ」。今まで一部しか知らなかったが、子どもに歌ってやろうとネットで歌詞を検索すると、心をつかまれてしまった。
 「そうだうれしいんだ生きるよろこびたとえ胸の傷が痛んでも
 何のために生まれて何をして生きるのか答えられないなんてそんなのは嫌だ!
 今を生きることで熱い心燃えるだから君は行くんだほほ笑んで
 ああアンパンマン優しい君は行け!みんなの夢守るため」
 …何と哲学的な。2番も同じような感じで、迷いの多い今の心境に合っているからなのか、とても心に響く。
 ちなみに、原作者で、作詞も手がけたやなせたかしさんは94歳。従軍時や戦中、戦後の食糧不足を体験し、「正義の味方なら、まず餓えている人を助ける」と考え、自分の顔であるアンパンを差し出して困っている人を助ける一風変わったヒーロー、「アンパンマン」が誕生したらしい。
 何をして生きるか、今ははっきり答えられないが、探していきたい。(古西 純)

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