「トライやる・ウィーク」で、丹波新聞社篠山支局にも中学生記者が来てくれて、不肖ながら私、指導担当を務めさせていただきました。
みっちり中学生とともに過ごした5日間。普段、一人で勝手にふらふらと仕事をしているので、はじめのうちはこちらも緊張した。
一緒に行った取材。相手に質問するぎこちない姿、震える手、言葉がつなげられずに続く無言の時間。自分が初めて取材に行った時のことを思い出してほほ笑ましくなった。
その時、彼はまさに「トライ」していた。一人、知らない職場に飛び込み、知らない人間と話をする。そんな経験がこれまでの13年間にあっただろうか。
横で見ていて、うまく話が聞けず失敗したなと思ったこともあった。それでも何かが生まれたり、成長する時には必ず「トライ」と「エラー」があるものだ。その瞬間が見られたことがうれしかった。
最近の私はどんどんトライが減り、エラーしないようにとごまかす毎日。というよりエラーばかり。挑戦と失敗の大切さを中学生に教わった気がした。ありがとう、トライやる君!(森田靖久)