春日町石才の陶芸家、山城建司さん(64)を取材した。私も同じ校区に住んでいるが、恥ずかしながら山城さんのことを知らなかった。「こんな近くに陶芸をする人がいたのか」というのが正直な気持ちだ。「灯台下暗し」とはよく言ったものだ。
山城さんは北海道出身ということもあるのか、話し言葉は、いわゆる丹波弁ではない。陶芸や地域の話をする中で、山城さんの持つ雰囲気がとても心地よく感じた。見た目は怖そうだが、ずっと話を聞いていたいように思った。
取材の最後には「よし、飲みに行くぞ」と誘われ、翌日、3軒お供した。そこでも山城さんを通じていろんな出会いがあったりして、とても有意義だった。
13―16日、丹波新聞社で開く作品展を最後に、ロサンゼルスに拠点を移すそうだ。「作家として前に進むために、新しいチャレンジをしたい」と話す。それでも日本からの作品展のオファーはいくつかあるらしく、また戻って来るとのこと。
旅立ちを前に開く最後の作品展。販売もあります。気軽にお立ち寄り下さい。(田畑知也)