待ちに待ったゴールデンウイークの到来である。天気予報では降水確率もそれほど高くなく、おでかけには絶好の日和になりそうだ。
私は今年も父からの「田植え手伝えコール」がいつ来るかと震えている。旅行を理由に逃げ出そうにも、計画もなく、今からでは混雑しているところに飛び込むだけだ。
みなさんはご予定を立てられているだろうか。もし、特に考えておられないのなら、一つ提案したいことがある。
自分が住んでいる地元を、そして、丹波地域を、観光地と考えて出かけてみるのはいかがだろうか。見慣れているまちでも、考え方一つで景色ががらりと変わる。
ポイントは歩くこと。ゆっくりと辺りを見回すことで、こんなお店があったのか、こんな味覚があったのか、こんな花が咲いていたのか―。車で素通りしていては気がつかない発見が必ずあると思う。
疲れてもすぐ家に帰れるという利点もあるし、何より、自分たちが住んでいる土地の魅力を見つめ直す機会になる。
灯台下暗し。一度、ご検討していただけるとうれしい。(森田靖久)