身近になったヒメボタル

2014.06.26
未―コラム記者ノート

 ここのところ、楽しみにしていることがある。「ホタル見に行こか」と誘ってくる2歳児をおんぶして、近くの竹林にヒメボタルを見にいくこと。今年は去年より数が多いのでうれしい。
 私の住む丹波市山南町では、すっかりヒメボタルが市民権を得たというか、よく知られた存在になった。しかし、ひと昔前までは地元の人もわざわざ見に行くことはなかった。ゲンジボタルがふわ~りと優雅に飛ぶのに対し、ヒメボタルはちょっとせわしなくチカチカ。そんなわけで、ゲンジの方が人気があるのかもしれない。
 山南町で6月28日と7月12日に開かれる「姫ボタルまつり」。今年で9年目になるそうだ。ヒメボタルの出る期間中、実行委員長の藤原利正さんが中心となり、毎年300カ所以上の生息調査を約50日間も行っておられる。地元の私たちもヒメボタルの存在を知ることができたのはこうした取り組みのおかげといつも思う。
 まつりの問い合わせは、実行委員会事務局の薬草薬樹公園リフレッシュ館丹波の湯。(古西 純)
 

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