「UFO?」不思議な光 目撃相次ぐ 打ち上げ花火を空撮 ラジコンヘリと判明

2014.08.03
ニュース丹波市

“不思議な光”を放ちながら木下さんが空撮した、市島川裾まつりの打ち上げ花火

7月29日に兵庫県丹波市市島町で開かれた市島川裾まつりの見物客から 「花火大会の時間帯に、 空に不思議な光を見た」 という声が寄せられた。 「UFOでは?」 という声もあったが、 ラジコンヘリの一種、 マルチコプターのランプの点滅だったことが丹波新聞社の調べで分かった。

会場近くの会社に勤務する空撮愛好家で丹波市の市民リポーターを務める木下武さん (48) が、 花火打ち上げ場所とは市島大橋を挟んで反対方向の同大橋上流約600メートルに位置する会社の裏手から機体を飛ばした。 花火より高い位置まで機体を上げ、 上空から斜め下を見下ろすように撮影した。

春日から来ていたある男性は、 「花火が始まってすぐのころ、 緑色の光が点滅しているのに気付いた。 静止したまま点滅し続け、 花火が終わって帰る時にもまだいた。 UFOではなかったか」 と話す。

市島大橋のそばで花火を見ていた市島中学生グループは、 「花火が上がっていない方向にずっと赤いものが見えていた」 と証言。 「途中で急降下して、 また上昇した」 と言い、 こちらも、 「UFOちゃうか」 と話題になったそうだ。

「赤い光」 証言は、 まつり実行委員会にも複数届いており、 ある実行委員は 「灯ろう流しをしたので、 もし不思議なことが起きたのだとしたら、 亡くなられた方の魂が見に来てくれていたのかも」 としんみり話していた。

同機体は、 LEDランプを搭載しており、 正常に飛行している時は緑色が、 バッテリー残量が乏しくなると赤ランプが点滅する。 途中、 バッテリー交換のため1度機体を下ろし、 また上げており、 これら一連の操作を見物客が 「不思議な光」 と認識したと見られる。

木下さんは、 「橋から花火を見た時に背後に当たる遠い位置から撮影したので、 誰も気づいていないと思っていた。 騒ぎになっているとも知らなかった。 お騒がせして申し訳ない」 と頭をかいていた。

作品は、 無料動画投稿サイト 「YOU TUBE」 で公開している。 「YOU TUBE」 のトップページから、 「takeshi k 市島川裾祭り (打ち上げ花火空撮)」 で検索を。

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