会社のできる支援

2014.08.28
未―コラム記者ノート

 丹波市を襲った豪雨災害から10日あまり経った。この間にもたびたび、大雨、洪水警報や、避難勧告が出され、被害に加えてなかなか心が安まらない日々が続いている。
 丹波市は、合併直前の2004年10月にも、台風23号の上陸で川があふれ、柏原、氷上地域などで大きな浸水被害が出た。丹波市発足後、最初の大仕事は水害からの復旧事業となった。そして今回は、合併10周年を目前に、豪雨による土砂崩れなどで、さらに広範囲の大規模災害に直面している。
 社内でボランティア参加の呼びかけがあり、同僚と参加した。取材には行っていたが、実際に泥かきをしてみると、本当に少しずつしか進まず、人の手がたくさんいると痛感した。
 会社に勤めていると、勤務を休んでまでボランティアには行きにくい。休日には外せない家庭の用事もある。一緒に参加した人が「市内にある会社が、数人ずつでも派遣すればもっと平日の人手が増えるのに」と言っていた。社員がボランティアに参加しやすい環境を整えることも、会社としての被災者支援だと思う。(古西 純)
 

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