大相撲丹波場所

2014.11.05
未―コラム記者ノート

 「こども新聞」に改めて特集した「大相撲丹波場所」。市島で見た力士たちは、被災地を元気付けるような存在感があった。
 とりわけ、取り組み前の「子どもの稽古」は、会場が沸いた。市島の認定こども園のマメ力士たち30人が、数人がかりで勇敢に関取に挑みかかった。
 また会場周辺では、テニスコートでダッシュやバランスボールを使ってのトレーニングなども見られ、巡業の魅力にふれることができた。地方巡業は今年度38回もあると知ってびっくりしたが、コツコツと地道に地方で大相撲ファンを育てているのだろうと思った。
 9日に初日を迎える大相撲九州場所で、前頭から関脇にスピード昇進した逸ノ城。部屋のおかみさんは医師の肩書きをもつ「スーパーおかみさん」らしい。医大大学院生時代、力士を見舞いに来た親方と知り合って結婚したとか。丹波場所欠場の理由となった「帯状疱疹」も、おかみさんが診断書を書いたのだそうだ。内科医、おかみさん、子育てもしているそうで、世の中すごい人がいるものだ。(古西 純)
 

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