仕事で一路、東京へ。この日は11月24日、上空に真冬並みの寒気が流れ込んだとのことで、朝から雪が降った。11月の都心での降雪は54年ぶり、積雪は1875(明治8)年の統計開始以来初めてという。転倒事故などもあったようだ。
数日前の天気予報で、取材日の東京は寒くなりそうと知った。取材時間の関係で前日に上京したが、現地に向かう新幹線車内の電光掲示板でも、「都心で降雪か」の文字が躍っていた。着いて空を見上げると、まだ夕暮れには早い時間なのに、異常なほど暗かった。
「丹波でもまだ降っていないのに、東京で降るかいな」と根拠のない高をくくっていたが、翌日、本当に降った。朝からテレビは雪のニュース一辺倒。最初はみぞれだったのが、やがて本降りに。もともと、冬でも割りと薄着で過ごしているが、耐えられない寒さだった。「何でこんな日に…」とこぼしながら、しぶしぶ傘とマフラーを買った。
まさかの雪。丹波も間もなくかも。“大けが”をしないよう、冬支度を早めにしようと誓った。とりあえず、タイヤ交換からか。(田畑知也)