毎年、この時期になると丹波市市島地域の担当者として「そわそわ」する。新緑の丹波路を走る大会「丹波市三ッ塚マラソン」を前に、特集紙面を作らなくてはならないからだ。どういう切り口で紙面展開をするのか、誰を取材するのか。いろいろと悩ましい。
大会出場者によると、三ッ塚マラソンは好タイムが出やすい“高速コース”だという。平たんな道のりで走りやすく、10部門でいうと、登りは折り返してすぐの坂道と、ゴール直前のなだらかな傾斜が続く2カ所しかない。冬のマラソンシーズンを終え、休養期間を経た県内の有力ランナーが、その年の“試金石”として集う大会でもあるそうだ。
3年前に一度だけ出場した。2回も試走して自信満々で臨んだものの、途中でばててしまった。「10って中途半端な距離やし走りにくい」と、よく分からない言い訳をしていた。当時の本欄で、「『10くらい、何とかなるやろ』と思っていたのが甘かった。10は何とかならない距離みたい。恐るべし10」とつづっている。
さて特集紙面。4月30日の発行に向け製作中です。お楽しみに。(田畑知也)