16日は、熱くて暑い一日だった―。
篠山城跡三の丸広場をメーン会場に催された「篠山よさこいまつり」。丹波地域はもとより、遠くは鳥取、和歌山などからの参加もあり、過去最多となる47チーム約900人の踊り子が集結した。それぞれのチームが、三の丸をはじめ、大書院二の丸広場、春日神社境内の3カ所の特設ステージを回り、熱気に満ち溢れた踊りで、詰めかけた観客を魅了した。また、城の周囲のソメイヨシノが桜吹雪の“にくい”演出で、まつりを盛り上げたほか、気温も午後2時33分に夏日にもう一歩で届く24・4度を記録。最高の条件が整ったなかでのイベントだった。
幼児から若者、そして40代の私よりずっと先輩方までもが、きらびやかな衣装とメイクで舞台に立ち、激しく勇ましく、時にしっとりと舞い踊る姿に取材を忘れて見入ってしまった。
世代、性別に関係なく楽しめるのがよさこいの魅力だ。「みんなで踊ることが楽しくて仕方がない」。そんな喜びが湧き出た踊り子たちの笑顔がまぶしかった。(太治庄三)