映画「恐竜の詩」 青垣の会社跡改装 撮影セットに

2017.07.15
ニュース丹波市

2階の子ども部屋のセットを見学する住民たち

兵庫県丹波市を舞台にした映画「恐竜の詩」(製作委員会制作)の撮影用セットが同市青垣町山垣に完成し7月11日、報道関係者と地元住民に公開された。元土木会社の事務所を一棟丸ごと改装したもの。映画には丹波地域の子どもが大勢出演する。夏休みに入る今月から撮影が本格化する。

空き家になっていた物件(2階建て延床面積約110平方メートル)を近兼拓史監督が購入した。1階が、主人公一家の父親が勤務する商社「山河」の「丹波出張所」事務所、2階が子ども部屋のセット。雨漏りを手直しし外観を青垣にちなみ、群青色とかき色(朱赤)に塗装した。

俳優用の更衣室、シャワー室、化粧室を備えた。近兼監督のこだわりは合併浄化槽の設置。「ホタルを撮りたかった」と作品中にホタルを登場させており、「住民の水質を守る努力を伝えたかった」と、浄化槽の据え付け工事も撮影した。

 

 

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