冷徹な現実

2017.12.02
未―コラム記者ノート

 丹波篠山観光協会が10月に実施したアンケート調査。1872人のうち、「丹波篠山=篠山市」と答えたのがわずか17%という数字は、冷徹な現実だ。

 対象者はほとんどが兵庫、大阪など近隣。「丹波篠山=丹波市と篠山市」と捉えがちとされる若年層だけでなく、高齢層でも同様の結果が出た。丹波市誕生の影響もあるだろうが、「丹波篠山は全国区」という考え自体が通用しなくなっているのではとさえ思える。

 「丹波篠山市」に変えるか、変えないか。まだまだ結論は出そうにない。ある市名変更賛成派の人は言う。「丹波というブランドはビッグネーム。篠山市も丹波を付けてスタートラインに立ちたい」

 一方、私の実家、京丹波町は、「丹波」がついているが、このご時世、町勢が右肩上がりとは言い難い。

 変更問題がどう決着するかわからないが、結局は住民が一丸となってまちを盛り上げていく機運を創り出さなければ、目の前の現実を乗り越えることはできないのではないか。
(森田靖久)

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