篠山市内の写真同好会の例会に招かれた。過去にこの同好会の写真展を取材したことがあり、その際、代表の方に「私もカメラが好きなんです」と話しかけ、写真談義に花を咲かせた。どうやらそのことを覚えてくださっており、新聞記者だから日々写真に接しているだろう、などの理由でお呼びがかかったようだ。
この日は6人が出席され、各自の作品が200枚近く床に並べられていた。「良いと思う写真を30枚選び、講評して」と言われたのには参った。「釈迦に説法」だと拒んでみたものの、「遠慮なく」と強く促され、渋々抜き出した。が、やはり背後からの視線に殺気を感じた。
なんだかんだあったが、写真談義は深夜にまで及んだ。年齢差20年以上の先輩方と対等に話ができ、また大いに盛り上がれたことに「趣味は世代を超えて心をつなぐ」を実感。趣味を持つことの素晴らしさを改めてかみしめた。
現在、その趣味をテーマに、来年の正月号を編集している。趣味でいきいきとした人生を送っておられる老若男女を紹介します。乞うご期待。(太治庄三)