ストレスの解消法

2018.02.15
未―コラム記者ノート

 韓国平昌冬季五輪のスキーやスノーボード会場は強風で、風に乗れるかどうかが勝敗を分けると報じられた。
色々な風をうまく取り込む。人生もまた同じ。悩みを風に置き換えると、どうだろうか。

 「悩みがあることは生きる人の特権」と言われる。うまく取り込めば、強みにもなる。ある精神科医は、「一人部屋にこもり、一時間徹底的に悩めば、外に出たくなる」と解消法を話した。また、「悩む内容と関係のない人に悩みをしゃべると楽になる」というある住職の法話も聞いた。利害関係のある人に話すと、深刻さが増し、かえって悩みが深まることもある。関係のない人に話し、受け流してもらえれば、気持ちが楽になるのかもしれない。「瞑想かしゃべるか」。相反することだが、試してみたい。

 自分自身のストレス解消法はというと。風呂仲間と日帰り温泉に行き、体をほぐす。友人との飲食はまさに「飲ミュニケーション」。寒い時期は、体も心も冷え込む。温かくなるような雰囲気づくりにつとめ、小さな幸せを感じられる時間を持ちたい。

 「固くなる心をほぐすひと滴」
(臼井 学)

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