週末、自転車を走らせるグループを見かけることが多くなった。丹波地域の風景は愛好家にとって絶好の場所なのか、それとも愛好家自体が増加しているのか、年々訪れる人が増えていると感じる。
自転車活用推進法が2017年に施行されて、全国的にもモデルルートの設定や整備が進められている。兵庫県内でも8コースの基幹モデルコースが設定される計画。丹波地域では官民一体となった協議会を設立し、丹波地域での基幹モデルコース設定を議論している。コースが設定されれば自転車が通りやすい環境整備も行われ、より観光客増が期待できる。
丹波市の愛好家による「丹波サイクリング協会」が11月に初めてのサイクリングツアー「ツール・ド・丹波」を開催する。コースの途中に食事ができるレストランを紹介したり、丹波市産のコシヒカリを参加賞にするなど、地元PRに工夫をしている。
自転車を置くサイクルラックを設置している店を丹波地域でもちらほら見かけるようになった。道路の環境整備とともに、市民の受け入れ体制が進めば、地域の経済効果が期待できる。(坂井謙介)