人気スイーツ店横で「沖縄そば」 いとこ同士で本格的な味提供 ラーメン店勤務の経験生かす


沖縄そばや「ジューシー」を提供する玉置さん(左)と藤本さん=兵庫県丹波市春日町中山で

 兵庫県丹波市産の食材を使った沖縄料理を味わってもらおうと、同市春日町の藤本雄大さん(32)と玉置昌洋さん(31)が、同町中山で飲食店「ライカル食堂」を運営している。2人は「いとこ」で、今年7月のオープン以降、沖縄そばを中心に据えたメニューを展開。沖縄から遠く離れた地で本格的な味を楽しめる。2人は「丹波は地場のもので良い食材が手に入る豊かな土地。食事を通じ、良い地域だなと思ってもらえたらうれしい」と話している。

 藤本さんが副代表を務める人気スイーツ店「キャリー焼菓子店」の同一敷地内。豚骨、かつおで取った出汁に、特製の塩だれを加えてスープをつくる。国産小麦の自家製麺やチャーシュー、地元産の煮卵、自家栽培のネギなどをトッピングして仕上げる。日替わりで、沖縄では「ジューシー」と言われる炊き込みご飯か、チャーシュー丼がつく。丹波市産の野菜を使用した小鉢も添え、ボリュームある「沖縄ソバ定食」(税込み1100円)を提供している。

 玉置さんは今年2月まで約8年間、兵庫県神戸市灘区の人気ラーメン店「麺道しゅはり」に勤務。藤本さんはもともと、丹波産の食材を使ったフードメニューの提供を考えていたことから、退職後の玉置さんに声をかけた。

2人が提供する「沖縄ソバ定食」

 藤本さんは「LIFE&CULTURE」のブランド名で、全国各地の生活雑貨を販売。沖縄県の食器類も扱っている縁で、何度も同県に買い付けに行っている。そのたびに沖縄そばを味わい、玉置さんに「作ってほしい」と依頼したところ、ラーメン店勤務の経験を生かし、オリジナルの沖縄そばをこしらえ好評だった。2人で沖縄料理の店を出すことを決め、味の改良に試行錯誤し、納得のメニューにした。

 2人は「いとこで同い年。気をつかわないで運営できる。誰もが気軽に立ち寄れる店にしたい」と話している。

 営業は毎週金―月曜の正午―午後3時。今後、メニューを増やすことも検討している。