「宙返り2回、バク転したい」 表現力武器に体操全国大会へ 小学5年の西垣さん

2019.10.23
ニュース丹波市地域

「全国ブロック選抜U―12体操競技選手権大会」に出場する西垣さん=兵庫県丹波市氷上町成松で

兵庫県の体操協会B強化指定選手に指定されている、同県丹波市の西垣日和さん(青垣小学校5年)が、11月16、17の両日に新潟県上越市で行われる体操の全国大会「全国ブロック選抜U―12体操競技選手権大会」に出場する。このほど行われた近畿ジュニア大会で出場権を獲得した。西垣さんは「順位よりもノーミスで演技したい。新しい技にも挑戦するので成功させたい」と意気込んでいる。

跳馬、平均台、床、段違い平行棒の4種目。40人ほどが出場した近畿ジュニア大会では、平均台で落下するミスがあったが、他の種目はノーミスで演技し13位に食い込み、上位17人に与えられる全国出場権を得た。

母の由希美さん(46)が小中学生時代に器械体操の経験があり、小学1年生だった西垣さんに体操を勧めたところ「ハマった」。現在は県内でトップレベルの「須磨ジュニア体操クラブ」の選手クラスに所属し、週5日、2時間をかけて通っている。

並行して通うバレエ教室で磨いた表現力を武器にし、特に床と平均台での美しさが見せ場。今年2月には練習で右足首を骨折する重傷を負ったが、8月に横浜市であった「全日本ジュニア体操競技選手権大会」に間に合わせ、精神面でも成長したという。

11月の全国大会では、床で2回の宙返りをする「ダブル」、平均台で伸身の宙返りをする「バク転スワン」の大技を決めようと練習に励んでいる。

西垣さんは「体操は遊園地みたいな感じで、空中で回ると空を飛んでいるようで楽しい。目標はオリンピック」と話している。

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