こども園「グッドデザイン」に 高床式採用し遊び場に 「デザイン性高い」

2019.11.30
ニュース丹波市地域地域

「グッドデザイン賞」を受賞した認定こども園ミライズそら=兵庫県丹波市柏原町鴨野で

今年4月に開園した兵庫県丹波市柏原町の認定こども園「ミライズそら」が、暮らしや社会を豊かにするデザインを表彰する「グッドデザイン賞」(日本デザイン振興会主催)を受賞した。同園を運営する社会福祉法人「柏翔会」を建築主に、手塚建築研究所(東京都)が設計、吉住工務店(同市春日町、吉住正基社長)が施工した。

同賞は「総合的なデザインの推奨制度」として、工業製品や建築物、各種サービスやビジネスモデルなど、幅広いジャンルを対象としている。

「ミライズそら」は、田園風景になじむ木造平屋建てで、延べ床面積は1300平方メートルほど。高床式を採用し、各部屋の周囲を取り巻く廊下の下の空間も園児の遊び場になっている。屋上に上がることもでき、景色が一望できる。

手塚建築研究所は、「世界一楽しい幼稚園」とも言われる「ふじようちえん」(東京都)も設計したことで知られる。

審査委員から「木造でありながら、現代の技術を用いて準耐火構造を実現するなど、技術的にもデザイン性の高い建物」などと評価を得た。

吉住社長は「子どもたちが思い切り遊べるのが一番。木造で周囲と調和しているのも良い」と話している。

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