新学期は予定通りスタート コロナで休校中の小学校など 高齢者の集まりにはマスク配布も

2020.03.19
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 兵庫県丹波篠山市は19日、新型コロナウイルスの拡大を受けて3日から休校・休園している市内の学校園の新学期について、予定通り小、中、特別支援学校は4月7日から、幼稚園、認定こども園は4月10日から始めることを決めた。19日時点で、市内で感染者は確認されていない。
 入学、入園式も予定通り実施。小学校は8日、中学校は9日、篠山養護学校は10日(高等部)と14日(幼、小、中学部)、幼稚園とたき認定こども園は13日、味間認定こども園は6日に行う。
 新学期の開始については、▽こまめな手洗いや咳エチケットなどの感染予防対策の周知・徹底▽子どもたちの日々の健康観察▽発熱などの症状がある場合は登校・登園させない―などの対策を取るほか、集団発生のリスクを下げる3原則(換気の励行、人の密度を下げる、近距離での会話や発声などを避ける)にも留意する。
 また、中学校校長会は部活動について、今月25日から6日までの春休み期間中の実施を決定。準備や片付けも含めて1日3時間以内とし、対外試合などは行わない。
 いずれも市内で感染者が出た場合などは変更もあり得る。
 また、同会議では市内の高齢者(65歳以上)が介護予防の集まりや老人クラブの活動などで集まる際に1人1枚のマスク配布を決定。高齢者は重症化のリスクが高いほか、予防も行いながら小規模で集まることは心身の健康増進につながるためとした。
 ほかに市内のデイサービスにマスクを配布し、マスクを持っていない利用者に使ってもらうことも決めた。

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