赤井野の事実 続々判明

2018.08.19
未―コラム記者ノート

 8月12日号の本欄で、先の大戦末期に丹波市氷上町新郷に存在した「赤井野グライダー場」に関する情報提供を呼びかけたところ「訓練を受けた」「行ったことがある」と多くの読者が情報を寄せて下さった。盆休み中、毎日どなたかとお会いした。終戦時に数え年で13―20歳の方々から得た証言に基づく記事を、改めて書きます。新しい事実が続々と判明しています。

 現時点で特に情報が足りない点を列挙します。心当たりがあれば、ぜひ連絡をお願いします。篠山市、阪神間、県外の出身者らからも証言を得ています。

 開設時期と黎明期、昭和15―17年度ごろのようすについて。「昭和14年か15年に、沼貫尋常高等小学校の5年生か6年生が、開墾を手伝った」「昭和17年に赤井野で開かれた、氷上郡の模型飛行機大会」に関すること。

 昭和16年4月18日に創立された旧制柏原中滑空班に関すること。赤井野に陸軍グライダー部隊が来駐した時の思い出など、陸軍の関係。訓練所を統括していた「きたむら教官」が陸軍の軍人だったという証言があります。(足立智和)

関連記事