恐竜

2007.01.12
未―コラム記者ノート

年明け早々、県立人と自然の博物館(三田市)から丹波地域にある「篠山層群」から大型草食恐竜の化石が発掘されたと発表があり、「ずいぶん景気の良いお年玉だなあ」と驚いた。同博物館で開催されている臨時展示会を取材して、またびっくり。祝日だったこともあり、展示ブースの前には長蛇の列ができていた。今回の三連休で三千人以上の人が訪れたそうで、博物館職員は「予想を超える反響」とこちらも驚いていた。 研究員の解説を熱心に聞いていた子どもに話を聞くと、岡山県から来たのだという。その直前には、「埼玉県に住む孫が来ました」という丹波市内の女性とも出会った。子ども連ればかりでなく、大人の見学者もかなり多かった。 写真を撮っていたため、展示物を間近で見ることはできなかったが、太い骨の化石の迫力は遠目からでも伝わってきた。尻尾や肋骨の一部と侮ることなかれ。相手は国内最大級の可能性もある大物である。存在感がすごい。「これが『ピー助』と同じ時代に」と、思わず昔読んだ大長編ドラえもんに思いをはせた。 展示会は二十一日まで。ぜひ一度見に行ってほしい。       (古西広祐)

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