双子フェスティバル

2007.01.29
未―コラム記者ノート

 氷上青少年ホームで開かれた初めての双子フェスティバルの取材に伺った。親子13組が参加。同じ年に生んだ子どもがいずれも双子だったという姉妹もいて、天の配剤の不思議を思わずにはいられなかった。 母親たちの会話を聞いていて、「ああ、そうか」と思ったのが、紙オムツや粉ミルクの問題。量が2倍必要なのだ。「安くで買える店はどこ?」というような情報交換があった。おもしろかったのが、買い物ポイントが早く貯まるという母親の発言。「ポイントが2倍の早さで貯まるのも、双子を持つ親ならでは」とのほのぼのした「特権」に、笑ってしまった。 「不思議ですね、こんなにたくさん双子がいるなんて」という参加者のつぶやきが印象に残った。やはり、ほかの双子と出会う機会は少ないのだろう。 主催した双子や多胎児を持つ親で作る子育てサークル「ぐりぐらクラブ」代表の能口佳奈さんは、今回初めて父親の参加があったこと、初めて顔を見せた家族があったことなどを喜んでいた。同じ境遇の人は多くないだろうけれど、悩みや喜びを共有しながら、会が続いていけばいいな、と思った。(足立智和)

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