長雨の影響

2007.01.29
未―コラム記者ノート

 先月の梅雨の長雨の影響が、尾を引いている。 土砂崩れにより、全面通行止めになっている県道篠山山南線は、復旧のめどが立っておらず、現場近くの川代公園も2次災害のおそれがあるとして、立入禁止になった。川代公園前で飲食店を経営している女性は、「自動販売機のコンセントを抜いた」と言っていた。売り上げより電気代の方が高くつくからだ。 北小学校の裏手に整備された「全国初」という触れ込みのバイカモ再生水路も、あっと言う間に埋まってしまった。県柏原土木事務所は、水路が埋まることを想定していたと言う。そんなことは知らされず、バイカモの移植にかり出された北小児童を気の毒に思う。「自然は厳しい」「生き物を育てるのは難しい」という人もあったが、この場合は違う。水路の構造上の欠陥だ。 我が家も、ささやかだが、長雨の影響を受けた。近所の人と共同で山水を引いて風呂水などに使っているのだが、水源が土砂で埋まってしまった。土砂を取り除いた後も、今ひとつ水の出が悪い。暑くてしんどいけれど、週末は水道の復旧にいそしみたい。(足立智和)

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