ひなまつり

2007.01.29
未―コラム記者ノート

 4月3日は旧暦のひなまつりの日。篠山市立町、井貝満智子さん方の歴代のおひなさまを見せてもらった。80歳になる満智子さんは、毎年3月30日に蔵から出して飾っておられるが、今年は「一般公開」向けに、早めに並べて下さった。 亡くなった義母、夫、兄と、満智子さん、2人の息子、2人の孫が誕生祝いにもらったものをそれぞれ大切に保管しておられ、計4代の人形がそろう。夫と兄のは、丹波市氷上町で当時盛んに作られていたという「稲畑人形」の天神さん。満智子さんのは、小ぶりな御殿入りのおひなさまだ。 偶然にも孫娘さんの誕生日は「4月3日」。小さいころは毎年、大きなひな壇の前で写真を撮り、家族でお祝いをしていたそうだ。井貝家にとっては2つのお祝いが重なった特別な日だった。 満智子さんは「毎年、4月3日の晩にあわててしまっていたけど、孫はなかなか行かないからあきらめて、今年は長く見てもらおうか」とほほ笑んだ。…孫娘さんと同い年の私としては、できればいつもどおりにしてほしいような。 見学希望の方は、イカイ眼鏡店へお問い合わせを。(徳舛 純)

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