たんばツーリズム研究会が先日開いた観光振興策の検討会で、講師に招かれた国内最大の旅行情報誌「じゃらん」スタッフが、同社の北近畿エリアへの送客数と金額(いずれもインターネットでの販売実績)を紹介した。それによると、ここ3年で金額も送客数も3倍に増えている。年間10万人が、丹波を「通り過ぎている」との指摘があった。 丹波エリアも、それらの客をとりこまないことには発展、活性化はない。しかし、丹波市は、篠山市と比べ地域間競争に乗り遅れている気がする。 以前にも本欄で提案したが、県が全国初となる「森林・野生動物保護管理センター(仮称)」を整備するのに合わせ、丹波市は野生動物のまち、を一つの売りにしてはどうだろう。北海道の「クマ」、西表島の「ヤマネコ」のように、シカやイノシシ、ヌートリアなどがよく現れる道路沿いに注意を呼びかける標識を立てる。膨大になるかもしれないが、それはそれで話題になる。 野生動物の料理も研究する。イノシシのこう丸を食べる機会があったが、ソーセージのようで、とてもおいしかった。モツも手間はかかるが、じっくり湯通しすればおいしいと思うのだけれど。(足立智和)