移住の交流会

2007.01.31
未―コラム記者ノート

 柏原町で開かれた、丹波への移住者と、これから移住する人の交流会を取材した。阪神間を中心に、遠くは佐賀県から移住した人たちが、いなか暮らし、丹波暮らしの魅力、喜びを紹介していた。 新大阪から篠山市に越して来た夫妻は、「家の裏手の谷川に毎晩ホタルが飛んできて感動した。近所の人が親切に農作業を教えてくれる。親切な人に囲まれて幸せ」と笑顔で話し、場を和ませた。 「住みたくて丹波にやって来る人」は、いきいきしている。「身の回りの良いところ探し」をするのが上手だな、と感心した。 会場には、移住者の作品を並べるコーナーがあり、写真、木彫、家具と、さまざまな作品が並んでいた。プロもいれば、プロ並みの腕前という人もあり、すでに紙面に登場頂いた人、また、これから取材に伺いたいな、と思うものもあった。 違った文化を運んで来る人を受け入れることが、地域の話題づくりや、楽しみの創出につながる。地元の人との交流を通して、互いの物の見方や考え方の幅が広がればと思う。丹波新聞が架け橋になり、少しでも、文化交流の役に立てばと思う。(足立智和)

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