安全運転

2007.02.01
未―コラム記者ノート

 車を運転していて、最近たて続けに二度、ひやりとした。 一度目は、反対車線に出ようとした車が飛び出すタイミングを誤ったのか、後方から来た車とぶつかりそうになり、それを交わすために対向車線を走っていた自分の車に向かってきた。急ハンドルを切って間一髪、ことなきを得た。 二度目は、後方から追い越してきた車が、対向車に気づかなかったのか、ブレーキを踏んだもののそのまま正面衝突。追い越して来る車はサイドミラーで確認できていたし、前方から車が来ているのも見えた。目の前で車がぶつかるのを見るのは心臓に悪い。 どちらもむちゃな運転で、ひどく動揺したこちらまで事故を起こしそうになる。いくら気をつけて運転していても、いつ車が突っ込んでくるか分からんなと実感するケースだった。 「スピードを出し過ぎるな」「交通ルールを守ろう」。危険な思いをすると、聞き慣れたフレーズが今更ながら頭の中を回り始める。結局は一人ひとりが時間、気持ちに余裕をもって運転することから始めるしかないのだろう。 そんなことを考えながら時計に目をやると、始業時間が迫っている。急がねば。そこで思い直す。いやいや、安全運転が第一。余裕を持った運転は、車に乗る前から始まっていると、自戒した。(芦田安生)

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