「丹波の球春」せまる

2007.02.01
未―コラム記者ノート

 「球春到来」。新聞紙上に、この四文字が躍る時期がやって来た。プロ野球好きの人たちは、長いペナントレースの始まりを前にして、ひいきチームの状態をにらみつつ「さあ今年も」と腕まくりしていることだろう。 プロ野球の開幕より一足早く、お茶の間のテレビからは、高校球児たちの熱戦の様子が連日放送されている。いわずと知れた「春のセンバツ」だ。金属バット独特の打球音が球場に響き、選手たちが必死の表情で白球を追いかける姿は、夏の大会と並んで「季節の風物詩」と言えるだろう。 そしてその「風物詩」が、市島町でも30日に開幕する。「第3回全国高校女子硬式野球選抜大会」である。甲子園で開かれる大会とスケールの差こそあれ、試合に挑む選手たち思いの強さは同じ。本日6・7面の「センバツ特集」に掲載した選手たちの写真からも、それは充分に伝わるのではないだろうか。球場に足を運んで、少女たちが展開するドラマに、惜しみない拍手を送ってもらえれば幸いだ。 全国から10チームが出場する大会には、役員の方々やボランティアのスタッフなど、実に多くの人たちが運営に携わっておられる。その人たちが、「やってよかった」と笑顔で振り返れるよう、大会が盛り上がりを見せることを期待したい。選手の皆さん、ハッスルプレー期待してます!     (古西広祐)

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