篠山市長選挙の告示日を迎えた。立候補するとみられるのは、新人の二人。現職の県議と市議の一騎打ちになる可能性が高くなっている。 先日、知り合いの女子大生(21)から電話があった。「候補者が近所のおじさんなので手伝うことになると思うが、相手候補のことも知って、納得してから手伝いたい。どんな人なのか教えてほしい」という依頼だった。しっかりした考えに感心し、プロフィールや公約が書かれた新聞を渡した。 またある人から、「初めて選挙権を手にしたから」と、娘さんが友だちと立候補予定者の演説会に参加した、という話を聞いた。演説会では若い女性の姿は二人だけで、目立っていたそうだ。「冷やかし半分、と言ってたけど」と父親は笑っていたが、とにかくも参加することがえらいと思う。 立候補者二人は、十八日から、市内の各地域で個人演説会を開く予定だ。今回は新人どうしということで、「市長」としての手腕は未知数。できるだけ多くの情報を得た中で一票を投じられるよう、できれば近くの演説会場に足を運び、両方の声や政策を聞いてみてほしい。得られるものは多いと思う。 (徳舛 純)