丹波市議会会派代表質問が行われた21日、篠山市議会の有志9人の姿が傍聴席にあった。医療やごみ、水、これら諸問題の研究かと思えば、さにあらず。一般質問の運営方法の視察とのこと。 旧町時代、広域行政事務組合を作り、単町で解決できない課題に取り組んできた。そして、主に財政事情で、市町村合併を進めた今、目の前に現れた現実。それは、以前は市になれば解決できたかもしれなかった事柄が、現在では非常に難しくなっているということではないだろうか。 例えばごみ処理施設。篠山市のごみ処理施設で、旧山南町のごみが処理されている。山南町から引き継ぐ形で丹波市が費用を支払い続けている。すでに、資本参加済みだ。丹波市のごみ処理施設の規模などは、篠山市との話し合いの中で考えることも必要だろう。 医療もそうだ。否応なく、まだ当分、後退戦は続く。2市で力を合わせた方が守られる、もしかすれば獲得できる果実は大きいと考える。 旧町の町長、議会がそうしたように、2市で広域連合的に事業の効率化をはかる。真剣に考える時と感じている。(足立智和)