夢はプランに

2009.09.17
未―コラム記者ノート

 「丸山にフランス料理店がオープンするらしいよ」。こんな情報が飛びこんだ。篠山市丸山地区で農家民宿を作ろうというプロジェクトがあるのは知っていたが、「フランス料理」って?急いでプロジェクト担当者の元へ駆けつけた。 新年号で丸山プロジェクトを特集した時、空き家を活用した農家民宿はまだ夢の状態で、誰がやるとも決まっていなかった。今秋オープンを目標にしていると聞いたが、時間がなさすぎるのではと正直思った。 それが、5世帯約20人の小さな集落でNPOを作り、在住の20代が専従事務局になり、空き家3軒が一挙にオープンという。信じられない展開だった。 ざっとまとめると、実現させたのは「人脈」と「熱意」であると感じた。資金も運良く国助成を受けられた。 キーマンとなっている、市出資法人ノオト社長の金野さん(副市長)は、「夢を『プラン』にしておくことが大事。そうすればチャンスが来たらすぐに動ける。職員にもいつも言っていることです」とにっこり。これは人生の指針としてメモ、メモ。   (徳舛 純)

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