篠山市の日置、後川、雲部の3小学校が統合し、来年4月に現日置小校舎で開校する「城東小学校」。一般公募された「校歌の歌詞」は、地元雲部小校区在住の33歳・1児の母の作品が選ばれた。 フレーズの終わりの文字が1番から3番まで統一感を持たせてあるからか、ぱっと見てまとまりがある。七五調になっているので、読みやすい。子どもに親しまれる歌詞になりそうだ。 子どもと一緒に散歩に行くうちに、以前にも増して自然が大好きになったそうで、「若葉」「川面」「小鳥」などの言葉から愛情が伝わってくる。「洗濯をしながら考え、子どもを寝かしつけながらまとめた」、お母さんの生活の中から生まれた歌詞というのがおもしろいと思った。 歌詞を公募していることは同居のお義父さんから聞き、「娘が通う学校だし、がんばって作ってみようかな」と思われたそう。できた案を家族みんなに見せ、いろいろとアドバイスを受けて修正したそうだ。初挑戦とは思えないような安定感のある歌詞は、家族の合作。わいわいと談義するようすが浮かぶようだ。(徳舛 純)