名字変更

2009.12.14
未―コラム記者ノート

 親は子どもの名前を付けるとき、響きや漢字を選んで一生懸命考える。片や「名字」は記号のようなもの、という感覚の人が多いのではないか。家族や友人の間では姓より名が優先だ。それが社会人になると、ほとんどの人から呼ばれるのは名字。特に仕事をする上では、名字がその人の代名詞になっている。 私事だが先日結婚し、名字が「徳舛」から「古西」に変わった。こうやって書く分には違和感がないのだけど、呼ばれたり名乗ったりするのがなかなかぎこちない。周りも少し呼びにくいようだ。みんなどれくらいで慣れているのだろうか? 名前入りで記事を書いているので、仕事上は「ペンネーム」を使うのもいいなと思っていた。けれど、それではいつまでも新しい名字になじめない気がした。ここはやはり名字を変更させてもらうことにした。 「女の人は名字が変わってリフレッシュできていいなぁ」。会社の同僚から言われ、そうかも、と思った。名前についてこだわりすぎるのかもしれないけれど、あれこれ考えた1週間だった。 (古西 純=旧姓徳舛)

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