校歌のエピソード

2010.03.18
未―コラム記者ノート

 今月末で閉校する篠山市東部の後川、雲部、日置小学校の特集ページを担当した。どんな世代の卒業生にも共通の思い出といえば、「校歌」だろうと考え、3校の校歌の歌詞を新旧それぞれ集めた。 意外な事実にいくつか出合うことになった。日置小学校で、昭和43年に現在の校歌ができる前に歌われていた旧校歌は、なぜか「日置小沿革史」に載っていなかった。昭和5年制定の校歌と現在の校歌の記述はある。昔教員を務めていた人に聞いても謎は判明しなかった。 また、3校の現校歌に共通するのは、作られた年代が1960年代で、作詞者が地元城東地区の住民ということ。作詞者は3人とも今もお元気らしい。もっと「昔の人」が作った歌というイメージがあったので、個人的には意外だった。また、後川小は、現在のものが初めての校歌で、旧校歌がなかった。 4月から3校は、日置小学校舎で「城東小学校」としてスタートする。城東小の校歌も、歌詞は雲部地区のお母さん、曲は市内の音楽家の作。校歌とともに、また新しい歴史が始まる。(古西 純)

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