17日に開かれた市立西脇病院まつりを見に行った。正面玄関近くには、西脇市民が飲食や物品販売バザーを出店し、収穫祭のような趣。院内では、日頃は外来の待合室をイベントスペースに使い、各部門が出し物を出していた。 放射線科は、CTで撮影した画像が何かを当てるクイズを出題。検査部は、診察で使うエコーの機器を来場者に触らせ、ゼリーで固めた米粒や黒大豆などに超音波をあて、どんな風に画像が見えるのか体験させた。 凝っていたのが薬剤部。何種類かの薬を1つの袋に詰めるのに使う分包機を使って、薬の代わりに3種類のお菓子が自動で袋詰めされて出てくる「お菓子のお薬づくり」を体験させた。 院長、副院長にあいさつしたが、スタッフと同じそろいのオレンジ色のTシャツを着てニコニコ顔だった。白衣を脱いだ医療者とふれあう機会は、市民にとってそうはなく、いい取り組みだと感じた。 丹波地域では未開催の盛大な病院まつりだが、各地で開かれている。何年か先に、こちらでも開催できればと思う。西脇を参考に、より充実した催しを。(足立智和)