先日、国民的時代劇とも言える「水戸黄門」の撮影が、篠山市河原町で行われた。 ロケ現場には大物オーラを漂わせている里見浩太朗さんをはじめ、東幹久さんや的場浩司さん、雛形あきこさんら、テレビでお馴染みの俳優、女優が勢ぞろい。すっかり舞い上がった状態での取材となってしまった。 撮影現場は、終始和やかな雰囲気。しかし「はい本番」の一声で現場は一変。一気に張りつめた空気に包まれた。数十秒の演技の後に「はいオッケー」の言葉。見ているこちらも「はぁー」と肩の力が抜けたが、ONとOFFのメリハリのきいた現場がなんとも心地良かった。 運良く里見さんにインタビューできることに。篠山の印象を尋ねたところ、「子どもの頃、よく口ずさんだ『デカンショ』はこの地が発祥だったとは驚きでした。また、家内も大好きな黒枝豆は本当においしいですね」などと茶目っ気たっぷりにお話しいただいた。 さて、そんな黄門様一行が篠山を舞台にどのような活躍するのかが気になるところ。1月10日の放送日には、じっくりとテレビの前で楽しむこととしよう。(太治庄三)