節電の夏

2011.07.09
未―コラム記者ノート

 これほど日本が「節電」している夏があっただろうか。関西電力が協力を呼び掛けている15%まではいかなくとも、少しでも協力しようという人が多いようだ。
 弊社も、今のところ、エアコンの設定温度はばっちり28度を守っている。スイッチが入るのは、仕事がぼちぼち始まってから。また、風通しのよい部屋の部署は午前中クーラーをつけていない。一体何%の削減になっているのか、気になる。
 20歳代の社員は、自宅でも節電を心がけているそうだ。自分の部屋にこもらずに家族のいる居間で過ごし、ゲームなどはやめて本を読んだり、イラストを描いたりして過ごしているらしい。
 しかし一方、急に暑くなった6月下旬、丹波市内では10人が熱中症の疑いで救急搬送されている。10―30歳代はゼロだが、80歳代が3人と多い。また屋外ではなく、屋内にいて運ばれた人が多い。高齢の方は、まじめに節電しすぎるよりも、体調に注意する方が大事だろう。
 私も妊婦ということで、申し訳ないが、アパートのエアコンの節電はほどほどにさせてもらおうと思う。(古西 純)
 

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