もみじマラソン

2011.11.10
未―コラム記者ノート

 立冬を2日後に控えているとは思えない気温。紅葉はちらほらとしか見当たらない。「秋よ、どこへ行った」と叫びたくなった6日、21・0975キロの道のりをひた走った。
 丹波市青垣町で行われた「もみじの里ハーフマラソン大会」。初のハーフ参戦だ。
 今年3月の「篠山ABCマラソン大会」で、30キロリタイアという苦汁をなめて以来、友人たちとチームを結成。「もみじ」は、励んできた練習の成果を発揮する絶好の機会である。
 とにかく暑い。雨が降っていたこともあり、湿気もすごい。くせ毛もさらにクルクルになる。しかし、「2時間を切るという目標」に向け、ひたすら足を前に出した。
 沿道で応援してくれる地域の人、空を舞うパラグライダーに癒やされながら、鬼の形相で走った結果、1時間46分でゴール。我ながら上出来すぎる驚きの記録だった。練習は実を結んでいたよう。
 足を引きずりながら、喜びをかみ締めたところで、悪魔のささやきが聞こえた。「フルはこの倍だよ」
 どっこい、まだ11月。ひたすら練習あるのみである。(森田靖久)

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