1年越しのリベンジまで、2週間少しとなった。3月4日、篠山ABCマラソン大会、号砲である。
読者の皆様の中には、私が昨年、本コーナーにて出走を表明し、「必ず完走する」と言いながら、30キロ地点でリタイアになるという公約違反をしでかしたことを覚えている方もおられるだろう。
あの悔し涙から12カ月。気がつけばもう本番。本当にあっという間だった。
何もしてこなかったわけではない。週に1度の練習日を設定し、10キロやハーフの大会にも参加した。体重も可能な限り落とした。できる範囲でできる準備をしてきた。
「走ることが好きか」と問われれば、答えはまだ「ノー」である。練習でも大会でも、頭の中は、「なんでこんなしんどいことせなあかんねん」という言葉が埋め尽くす。
しかし、大げさに言えば、ABCへの挑戦は、もう走ることだけの意味を越えた。1年で自分がどれだけ成長できたかを知るテストだ。
私が変われたか、変われなかったか。少しでも関心を持っていただけた方がおられたら、ぜひ、ご期待ください。(森田靖久)