こころキャンドル

2012.05.12
未―コラム記者ノート

 丹波市出身で、石巻市在住の主婦、赤坂千秋さんが被災者支援にと販売している「こころキャンドル」が、初期予定の1000個を売り切った。追加でもう1000個作っており、引き続き、品物を置かせてもらえる店や、買ってくれる人を探している。
 赤坂さんが、風よけの瓶、ロウソク、マッチ、マッチをこする側(がわ)薬などの材料を仕入れ、キットにする作業を、震災で被災した仮設住宅の入居者に「内職」として発注している。柄は6種類あり、1個280円。赤坂さんはマージンを取っておらず、売上は、材料費と内職代、1個売れるごとに10円を震災孤児への寄付金にあてている。
 需給バランスがあり、需要(売れる見込み)がなければ、被災者に内職を頼めない。劣化しないので、事業所の粗品、自治会行事の景品、市の行事の参加賞などに使ってもらえないだろうか。パチンコの景品に採用してもらえないか。 販路もない、ツテもない一主婦が行なっているささやかなボランティア活動に、故郷からいっそう温かい支援を。詳細は赤坂さん(080・3198・8541)。(足立智和)
 

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