九四国病院見学の旅

2012.08.23
未―コラム記者ノート

 夏休みを利用し、地域医療講演に呼ばれた九州、四国の街の「その後」と、気になる病院を巡った。
 神戸からフェリーで大分に上陸。市民病院との統合で廃止された旧大分県立三重病院を見て、宮崎県延岡市へ。体に良いことをするとポイントが貯まり、ポイントを貯めて応募すると、抽選で5万円相当の旅行券が当たるユニークな健康づくりの試みを聞いた。
 大分県杵築市立山香病院では、全国的に珍しい自治体病院独自の看護師奨学金を設けた経緯や、医師の勤務環境改善の取り組みを教わった。
 別府からフェリーで愛媛県八幡浜市へ。老朽化した市民病院の建て替えや、医師招へい策を聞いた。四国中央市では、医師不足と経営難で民間に移譲され、規模を縮小した旧愛媛県立三島病院に寄り、人口10万人対医師数が全国で2番目に多い徳島県で講演をした。
 帰り道、徳島県が買い取り、県有化される健康保険鳴門病院(鳴門市)をのぞき、県立淡路看護専門学校(南あわじ市)にも立ち寄った。 
 足を運ぶと様々な発見があり、収穫が多かった。1542キロ走った。(足立智和)
 

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