「丹波市域の医療提供体制のあり方に関する検討会」の第3回会合が24日に市役所柏原支所で開かれる。残念なことに、会議は非公開で行われており、県のホームページで公開されている会議録を読むしかないが、委員が難しい問題に真摯に向かいあっているようすが伝わってくる。
今のまま2病院でいくのか、1つにまとめるのかどこまでの医療を丹波市域で提供するのか医師・看護師ら人材の確保、育成策―の3つが大きな柱のように読める。
は、「こうあったらいい」「こうできたらいい」といった様々な夢が語られている。は、県立柏原と柏原赤十字を1つにまとめては、という意見と、それの賛成意見が出ている。
肝心のは、とうって変わって、現実的な厳しい指摘が相次いでいる。脳の疾患や心疾患という高度医療を言う前に、一般的な疾患の提供体制が未確立、脳血管疾患が市内完結しないことで現実的な不都合はあるのか―といったものだ。
「兵庫県医務課」で検索すると、会議録が出てくる。専門家による的を射た指摘、ぜひ一読を。 (足立智和)