丹波市の行方をにぎる大切な市長、市議ダブル選挙がいよいよ投開票日を迎えた。
前回選挙では、市長選は無投票だったものの、投票率は75・84%と比較的高かった。今回はダブル選ということで、投票率アップが期待されるが、投票所数が減った影響がどれくらいあるか。実際、歩いて以前の投票所に行ったおばあさんもいたらしい。ハガキ(投票所入場券)を確認してから行った方が確実だろう。
市長選は、2期8年の実績を訴える現職への評価を映す。インタビューで「自己評価は100点満点の70点」と答えている辻氏だが、市民の感覚はどうだろうか。
市議選は、定数20人に現職15人、新人7人、元職1人が立候補している。4年前は24人の枠に現職21人、新人9人が立候補。現職は20人が再選され強さを見せつけたが、この4年間の議会運営を市民はどう見ているだろうか。選挙事務所では「低調ムード」の声が多い。これは何を意味しているのか。
前回市議選は、最終議席に同じ得票数で2人が並び、「くじ引き」で当落が分かれた。「1票の重み」を意識して投票したい。(古西 純)