有用な看護セミナー

2014.02.22
未―コラム記者ノート

 柏原、氷上、氷上西の県立3高校が合同で初めて開いた「看護セミナー」の閉講式。実体験を語ったセミナー受講生で県立柏原看護専門学校に進学する小西桃子さん(柏原高校3年)の話に、懸命にペンを走らせる1、2年生の姿があった。
 入試で「何が出たか」「どこが出たか」、「面接で何を聞かれたか」の生情報。柏原看専は、過去の問題を公表しておらず、情報は貴重だ。
 柏原高校に蓄積されている、柏原看専を受験した過去の先輩からの情報も希望する受講生に提供される。丹波市立看専を志望する人は、新年度も開講予定のセミナー受講が入試突破に有用だろう。
 今年、柏原看専を受験した3高校の現役生徒は、柏原の6人のみだったが、氷上と氷上西の1、2年生16人が受講しており、来年は、受講した両校生から出願、合格者が出ることに期待したい。そういう意味で、セミナー効果は来年以降に出ると見ている。
 開催準備や引率が大変だろうが、この取り組みは、地域医療を支えるのに大きく貢献できる。高校関係者の努力をたたえたい。新年度はさらに充実、発展を。(足立智和)
 

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