スポーツを楽しんで

2014.04.24
未―コラム記者ノート

 春になり、屋外スポーツも盛んに行われる季節になった。取材に行くと、のびのびとプレーを楽しむ子どもたちの姿に出会う。
 私は少年野球をやっていたが、1つのエラーをきっかけに「イップス」という運動障害になった。もともとはゴルフ用語らしいが、一種のトラウマのようなもので、プレッシャーがかかる場面になると、自分の思い通りに力を発揮できないというもの。私の場合は送球に現れた。プロ選手でも陥ることがあるらしく、それが原因でコンバートされる場合もあるようだ。
 普通にキャッチボールする分には問題ないのだが、試合で緊迫した場面になると、近い距離の送球が正確に投げられない。「ちゃんと投げよう」と思えば思うほど、うまく投げられない。最近はほとんど野球をしなくなったが、今でも治っていない。
 子どもたちには、純粋にスポーツを楽しんでほしい。仮にトラウマになるような出来事があったとしても、周りの大人たちがうまくフォローしてあげてほしい。今後、子どもたちがスポーツを続けていく上でも、きっと大事なことだと思う。(田畑知也)
 

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