高かった登園のハードル

2014.05.22
未―コラム記者ノート

 娘がこども園に入園して1カ月あまり経った。正直、このハードルが本人にも家族にもなかなか高いとは想像できていなかった。
 4月中のおたよりノートには「泣いてばかりで近づけなかった」「午睡(お昼寝)は全くできていない」「給食は白いごはんしか食べていない」などなど、痛々しい様子が毎日届いていた。
 こちらも初めてのことでおろおろ、先生が「大丈夫ですからできるだけバスに乗せてください」と言われてもできず、少しはマシだからと、家族が車で送り迎えした。
 2週目は熱を出してほぼ欠席。その後、涙は減りつつも、3歩進んで2歩下がる、のような状態でGWに入った。
 心配した休み明けだが、元気に登園。直近の週は何と自分から進んでバスに乗り込んでいったとか。1カ月前からは信じられないような姿を見せてくれるまでになった。
 何が起こるか読めないのが子育てと、毎日実感している。担当の子ども新聞は、子育てに奮闘しているお母さんたち、お父さんたちにも共感してもらえるような内容を載せられたらと思っている。(古西 純)
 

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